金融資産が5000万円を持つ人が、どのようなポートフォリオで資産運用しているのかは気になるところかと思います。
そこで、本記事では実際に私が運用している5000万円のポートフォリオを公開します。公開する内容は具体的な銘柄と構成比率、そして損益率も記載しています。
なお、私の資産運用について簡単に説明すると以下となります。
資産運用について
- 米国の高配当株とETFが中心
- 2020年度の利益率は24%
- 2020年12月に資産5000万円に到達
- 5年後に1億円まで資産を増やしてFIRE予定
ETF中心からわかるように大きなリスクは取らない方針で、年率10%程度取れればよいという考えで運用しています。
21銘柄で構成するポートフォリオ
これが、私が5000万円で運用するポートフォリオです(2021年3月31日現在)。
最初は高配当株の比率が圧倒的に高かったのですが、安定性とリスク分散を目的にETFの比率を高めた結果このようなポートフォリオで現在運用しています。
基本的に、このようなポートフォリオで2020年は年率24%の利益を出したのですが、2021年も3か月間で約13%の利益と好調です。
ETFによる分散投資
暴落時のリスクヘッジとしてETFへの投資を強く意識しています。
ETFの中でも、VTI、VYM、QQQ、VWOは株式市場の伸びによるキャピタルゲインを期待して購入していますが、金ETFであるIAU、債権ETFであるBND、不動産ETFであるXLREは株式以外の資産にも資産を分配したリスクヘッジ資産としています。
リスクヘッジを意識した資産配分については、『ウォール街のランダム・ウォーカー』という書籍内で紹介されている以下の配分を参考にしています。
高配当株によるバリュー株投資
個別株のほとんどは高配当株が中心です。
元々は配当金目当てで購入していたのですが、コロナショック後にしばらくしてから割安となっていため、キャピタルゲインも期待するバリュー株投資として追加購入しています。
実際に表の損益率をみるとわかるのですが10%を超えるものも多いです。配当金が入るだけではなく株価も増えているので一石二鳥な資産となっています。
資産5000万円の運用ポイント
そこまで大きなリスクをとらなくても充分に資産が増えていくので、1000~2000万円程度しか資産がなかったことと比べて大きく違います。
そのため、利益目標10%という無理のない資産目標でリスクヘッジにも配慮したポートフォリオを組むことができます。また、ETFを中心としたインデックス投資のため投資にかける時間はほとんどいりません。その時間を使い、勉強や副業などにあてられるため、資産形成にはとても有利です。
3000万円くらいの時はあまり感じませんでしたが、4000万円を超えたあたりで資産形成がとても楽になってきたと感じています。
まとめ
銘柄数も多いので、ポートフォリオについては市場の状況にあわせて適宜変更もしています。
本ブログではその経過を毎月更新していますので、興味がある方は購読してみてください。
また、ポートフォリオを変更するにあたっては、田中泰輔さんの『逃げて勝つ 投資の鉄則 』を参考にしています。コロナ後の金融政策に意図的に動かされている株式市場の動きは、とても読みやすいと感じています。本書を読むことでその大局を掴むことが出来る、まさに今読むべき書籍なのでおすすめです。
私も本書はポートフォリオの見直しのたびに読み直し、参考にしています。