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要約『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』

2020年10月12日

今回の紹介する本は、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』です。

FIRE(Financial Independence,Retire Early)やセミリタイアをめざし資産形成している人たちの間で話題になっています。資産形成をするために節約した生活を続けることで、人として大切な何かを失っていないか不安になるからです。

ここ最近出版されたFIRE本を読んでも、若くして実現した人は極端に節約している人が多いため、「何かが違う」と違和感を感じます。

「将来にむけた資産形成はしたいけど、今も楽しみたい」

そんなもやもやを、解消させてくれるのが『DIE WITH ZERO』です。

そのため、本書は、以下のような人におすすめです。

  • 資産形成のために遊ぶことを我慢して節約をがんばっている人
  • 何をするにしても、お金を気にしてしまう人
  • 働いて稼ぐことが何よりも最大の家族サービスと考えている人
  • FIREしたいけど、今も楽しみたい人

本書の中で特に重要となるポイントは次にあげる部分です。

これらの内容を詳しく、本記事内で紹介します。

1.今しか出来ないことには惜しみなくお金を使うこと

「若い頃ははした金を貯めずに今しかできないことにお金を使え」
ということを本書では強く主張しています。

若い頃に努力して貯められるお金の額は大したことはありません。
それは、キャリアを積めば簡単に手に入れることができる程度の金額です。

そのため、
「体力や気力の充実している若い頃にしかできないことに惜しみなくお金を使う」
ことをすすめています。

若い頃に経験したことは「資産」として自分の心の中に残ります。
その後の人生で幾度となくその幸せな瞬間を思い出すことがあります。

「長い人生で何度も思い出すよい思い出を、どれだけ作れるかで人生の充実度は変わる」ということです。

2.必要以上にお金を貯めない

お金を稼ぐために費やした時間は、何かをするための時間を犠牲にして作った時間です。

生活のためなどある程度はお金を稼ぐことに時間を費やすことは必要です。
しかし、人生で使いきれない必要以上のお金を稼ぐことは時間の無駄と説明しています。

多くの人は年を取ると若い頃のようにお金を使わなくなるという理由もあります。
それは、年を取るにつれて、できることも限られていくからです。

3.老いる前に残りの資産を使いきることを意識する

出来るだけ死ぬときにお金が「ゼロ」にすることをすすめています
まだ体力的には充分な45歳くらいから切り崩すのが理想なのだそうです。

これは自分のことだけではなく相続も同じです。子供がなるべく若くて経験できるうちに相続をすべきと主張しています。

このように人生を充実するためには
「健康な時期にお金を使うこと」
というのが、本書が主張する重要なポイントです。

4.アリとキリギリスの中間で生きる

例えとして「アリとキリギリス」の話がたくさん出てきます。

読む前は、アリのような人生を否定する内容を想像していました。
しかし、「アリとキリギリスの中間」で生きることを推奨しています。

そのようなスタンスをとるのは、著者がファンドマネージャーという職業だからです。
稼ぐことや資産を持つことの重要性も認識しています

そのため、本書では時間を無駄にしない効率的な投資方法なども紹介しています。

なお、資産形成することでどのようなメリットを得られるのかは、こちらの記事でも紹介しています。
≫着実な資産形成は40代以降の人生に大きなメリットをもたらす理由

『DIEDIE WITH ZERO』の重要ポイントの抜粋

本書で出てくる名言を、抜粋しました。若い時には経験にお金を使うことを、一貫して主張していることがわかります。

  • 残念なことに、私たちは喜びを先送りしすぎている。手遅れになるまでやりたいことを我慢し、ただただ金を節約する。
  • 節約ばかりしていると、そのときにしかできないない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に 小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。
  • 明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことも忘れない。そんな 生き方をしてほしい。
  • とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。そうすれば、年齢を重ねるほどに驚くほど多くのリターンが得られる。
  • キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきなのだ。
  • たいていの場合、相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのある金の使い方ができない
  • 若い頃に健康に投資するほうが、人生全体の充実度は高まる。
  • 金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していく。
  • 生きているうちに金を使い切ること、つまり「 ゼロで死ぬ」を目指してほしい。

まとめ

本書が最も役に立つ人は、これまでの「資産形成が順調にいっている人」です。

まだ預貯金がゼロに近くこれから資産形成をはじめようという人や、資産形成に取り組んでいるものの順調にいっていない人にとっては、単なる逃げ道にしかならないのでおすすめしません。

「アリとキリギリスの中間」とあるように、ある程度の資産形成ができていることが前提となっています。

もし、資産形成が順調と感じているのであれば、読んでおいて損はない1冊です。

資産形成をしているとより資産を増やすことが目的となってしまい「もっともっと」という感情を抑えることは難しいです。ましてや貯めた資産を取り崩すことは、より勇気がいる行動となります。

両学長やワーママはるさんなどの資産形成のプロの方にもおすすめされている良書ですので、気になる方は読んでみることをおすすめします。

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