これからFIRE(セミリタイア)を目指すサラリーマン向けに、おすすめのFIRE本を紹介いたします。
私自身もFIREを目指してきており、金融資産はもうすぐ5000万円に到達しようとしています。
私がここまで資産形成が出来た理由を元に実際に読んだ本の中から、日本のサラリーマンの皆さんにとってベストと思える本を厳選しています。
選ぶ上でのポイントとなる部分は以下となっています。
ポイント
- 投資に対するリテラシーをきちんと身につけられること
- 収入から投資に回すお金を最大化させるためのノウハウが身につく
- 節約だけではなく稼ぎを増やすことを重要視している
- FIREはゴールではなく人生を充実させる手段であるという考え
いづれの本もこれらのポイントを満たしている内容となっています。興味のある方は参考にしてみてください。
FIREを目指す人たちのバイブル「サバティエ本」
最初に紹介する1冊は『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』です。
著者は、FIREムーブメントの火付け役であり「ミレニアル世代のカリスマ」とも紹介されるグラント・サバティエ氏です。
手持ち資金2.26ドルからわずか5年で125万ドルを稼ぎ出し、経済的自立(「FIRE」=Financial Independence, Retire Early)を獲得したそのノウハウを本書にて紹介しています。
FIREを目指すのであれば、まずは本書を一番最初に読むことをおすすめします。
理由は、FIREを目指すうえで必要となる基本的な知識を身に着けるための情報が、細かく網羅されているからです。
マネーリテラシーが充分ではない人でも、必要な情報を充分すぎるほど丁寧に説明しているため、本書を読むだけでもFIREに必要な知識を理解することができます。
おすすめポイント
- 著者は、「ミレニアル世代のカリスマ」と呼ばれているグラント・サバティエ氏
- FIREに関しての必用な知識はこれ1冊で充分に把握できる「FIREマニュアル」本
- 投資方法はオーソドックスなインデックス投資を推奨
- 早期実現のため稼ぐことを重視しており、仕事時間をハックして効率的に収入を上げることを重要視している
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参考【FIREバイブル本】書評『FIRE最速で経済的自立を実現する方法』
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日本のFIRE伝道師「三菱サラリーマンのFIRE本」
次に紹介するのは『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』です。
著者である穂高唯希さんは、三菱グループの大手企業に就職するものの、社会人初日に会社に違和感を覚え「30歳でアーリーリタイアする」ことを決意しました。
そして、宣言通り30歳でセミリタイアを達成しています。
本書の特徴は8年間という短い期間でFIREを達成したその手法です。
日本の若手サラリーマンが若くしてFIREを実現するためにどのようなことをしてきたのかという点は、とても参考になります。
また、著者がFIREを目指すきっかけとなる日本社会の違和感や自分らしい生き方についても書かれているので、同じような悩みを持つ若手サラリーマンにとっては共感できる内容も多いかと思います。
おすすめポイント
- 著者は、30代にしてアーリーリタイアを実現した「三菱サラリーマン」こと穂高唯希氏
- 企業で働くことに違和感がありFIREを目指している人にとっては、共感しやすい内容
- アーリーリタイアを実現するために、どのような資産形成をしていたのかを知ることができる
- 多くの人が実践できる再現性のある投資手法も解説している
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参考本気でFIREをめざす人のための資産形成入門を要約!三菱リーマンFIRE本
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元祖FIRE本「金持ち父さんシリーズ」
これまで紹介した本は典型的なFIRE本ですが、「金持ち父さんシリーズ」も立派なFIRE本です。
FIREムーブメントはここ最近ではありますが、20年以上前に発売され今も多くの人に読まれている「金持ち父さん」シリーズの考え方には、FIREを目指す人が理解すべき内容が多く盛り込まれています。
現在、FIRE(セミリタイア)を実現した人の中で「金持ち父さん」シリーズからの影響受けている人はとても多いです(私自身も本書を読んで投資をはじめました)。
本書では「お金に働かせる」という考えが主流で、お金を生み出すマネーマシーンを作ることで、自分自身が働くことから解放することを目指せという内容となっています。
そのためにも、若い頃に稼いだお金はお金を生み出す「資産」に投資しろといっています。
このマネーマシーンを作ることができれば、FIRE(セミリタイア)後も不労所得を安定して得ることができます。
FIRE(セミリタイア)後もお金に不安なく生きるために、「金持ち父さん」シリーズの考え方は身に着けておくことは必要です。
おすすめポイント
- 著者は、日本でもかなり有名となったアメリカの投資家ロバート・キヨサキ氏
- 20年ほど前にブームとなり、本書をきっかけに資産形成を始めお金持ちになった人はとても多い
- 自分が働くのではなく、お金に働かせる(マネーマシーンを作る)という内容が基本的な内容
- 「資産」と「負債」の違いについての理解などマネーリテラシーを付ける上でも役に立つ
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参考金持ち父さん貧乏父さん要約!抑えておくべきポイントを整理
FIREの目的を考えさせられる1冊
最後に紹介するのは、『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』です。
今まで紹介してきた本とは異なり、本書は「お金よりも経験の方が大切」ということについて書かれた1冊です。
FIRE(セミリタイア)を目的とする人の多くは「会社などに縛られずに自分らしい生活を送る」ことだと思います。
しかし、FIREを実現するために極力お金を使わずに、若い頃にしか得ることができない貴重な体験を犠牲にしてしまっては元も子もありません。
特に「若いうちの経験は、思い出としてその後も幸せをもたらしくれる」と説明しており、若いうちにしか経験できないことにはお金を積極的に使うべきということを主張しています。
本書は貯蓄することを否定しておらず、アリとキリギリスの中間を目指すことを理想としています。
FIRE(セミリタイア)を目指す過程においても充実した人生が送れるよう、本書も併せて読むことで思考を柔軟にすることをおすすめします。
おすすめポイント
- 著者は、ファンドマネージャーでもあるビル・パーキンス氏
- 「人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある」ということをアリとキリギリスの寓話に例えて解説
- 過度な貯蓄は不要で、死ぬときに使い切るくらいが丁度よいという主張(Die with Zero.)
- FIREを目指す過程の生活や考え方を見直すきっかけが、たくさん盛り込まれている
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参考要約『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』
株式取引にはなれておらず金融リテラシーを1からつけたい人は、こちらの記事で紹介している本もおすすめです。
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