FIREについて知りたい時に、選んだ書籍に次のようなことが書いてあると、とても参考になります。
- FIREを実現させるために必要な準備について詳しく書かれている...
- 著者の体験談が豊富で、FIRE後の生活についてもイメージできる...
- それぞれの著者の視点でFIREをめざしたきっかけや、実現するまでの苦労など...
この記事では、これからFIREするために必要な準備やFIRE後の生活、それらを実際にFIREした人の実例で知ることができる人気の5冊を紹介しています。
FIREは目的ではなく手段です。FIREすることで何ができるようになるのかに着目して、書籍を探すのがよいでしょう。

目次
必用情報満載のFIRE本のバイブル
FIRE 最速で経済的自立を実現する方法
『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』では、FIREに関する必要な情報が1冊にぎっしり詰まっています。いわばFIREのバイブル本です。
- 著者は「ミレニアル世代のカリスマ」と呼ばれているグラント・サバティエ氏
- FIREに関しての必用な知識はこれ1冊で充分に把握できる「FIREマニュアル」本
- FIREを達成するまでではなく、FIRE後の生活についても細かく説明
- 若いうちにたくさん稼いで資産形成をすることを推奨している
これからの他の書籍も紹介しますが、FIREを理解するにはこの本をまずは読んだ方がよいです。他の本は、事例や投資のやり方を補うものとして読むのがよいでしょう。
この本のデメリットを強いてあげるとするなら、以下となります。
- 税金優遇制度は米国のものなので日本在住の人には参考にならない
- 若者向け、給与が頭打ちな中年男性には少しきついかも
とはいえ、これらのデメリットがあったとしても、FIREを知るには最良の書籍です。
著者の価値観も知ることができるFIRE本
FIRE 最強の早期リタイア術
中国出身の女性著者が品行から成りあがった生い立ちからFIREまでの軌跡を知れる1冊です。彼女自身の経験を元に、多くの人にとって再現性の高いFIRE実践法を知ることができます。
- 貧困層からFIREを達成したその道筋をしることができる
- 彼女自身が考える再現性の高いFIRE実践方法を説明
- 収入に関係なく貯蓄率(収入-支出)を重視した考え
- 世界中を旅するFIRE後の生活も魅力的
FIRE後の生活を具体的に描きながら読み進めたい人には、おすすめです。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
これまでの2冊は海外事例ですが、これは日本でFIREを実現した人の事例を紹介した書籍です。
日本国内の事例だけあって、仕事が嫌がために必死に節約して達成したという日本社会の課題も見え隠れします。その達成までの期間はなんとたったの8年。相当働くのが嫌だったんだろうなというのがわかります。
- 著者は三菱リーマンとも呼ばれ、メディアでもしばし登場する人
- 仕事が嫌という理由が、多くの若者に共感され支持を得ている
- 国内の事例なので、FIREまでの生活が具体的にイメージしやすい
- ブログも更新されているのでFIRE後の生活もタイムリーに見ることができる
親近感を感じたい人にはおすすめです。特に会社が嫌だからFIREしたい人は必見です。
これを読めばFIREのハードルが下がるかも!?
普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門
日本の制度に沿ったFIRE実践法を紹介しているという点では、貴重な1冊です。
内容としても、定年よりも5年早く退職する「プチFIRE」というものを提唱しています。
- フィナンシャルプランナーが書いたFIRE本
- ライフプランからのアプローチを重要視している
- 日本の社会制度に基づいた早期リタイアの方法を解説
- 40代からでもFIREがめざせる内容でもある
少し制度的であったり理屈っぽい内容です。そのため、FIREの目的や著者の価値観を知るためではなく、日本の社会制度を理解することを目的として読むのがよいでしょう。
今日からFIRE! おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術
こういうFIREのやり方があるんだという点で紹介です。
著者は年収400万円台ながらも、40代でFIREを達成しています。
これだけ聞くと凄いのですが、背景として「独身」「実家暮らし」という利点があります。
そのうえ、節約術に長けていれば、少ない年収でもFIREができるという事例として参考となる書籍です。
『FIRE 最強の早期リタイア術』はAmazonオーディブルで無料で手に入ります
今ならAmazonオーディブルで、『FIRE 最強の早期リタイア術』を無料で聴くことできます。
Amazonオーディブルは、Amazonの音声朗読アプリです。オーディブルの書籍はPCやスマホで聴くことができます。
Amazonオーディブルのメリットとしては、次のとおりで効率よく本の内容を知ることができます。
- 活字を読む必要がない
- 車やランニング中でも書籍の内容を聴くことができる
- 無料でお試しでき、無料期間中はいつでも解約できる
まだ利用したことがない方は、とても便利な読書体験ができるので試してみてください。
FIRE本じゃないけどFIREめざすなら読んでおきたい2冊
次に紹介する2冊は、FIRE本じゃないけどFIREめざす人におすすめの書籍です。
FIREをめざしているとそれが目的となってしまい、今目の前にある「人生を充実させる」ということを忘れてしまいがちです。
お金だけではないその他の要素とのバランス感覚を保つために、必要な考えが記されています。
幸福の「資本」論
これを読むことで、お金だけ貯めても幸福は手に入らないことを知ることが出来ます。
またFIREとは逆の考えですが、いつまでも働き続けることが出来る能力は、お金と同じくらい価値があることもわかります。
- 著者は、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』も書いた橘 玲氏
- 幸福度をあげる3つの資本(「お金」「労働」「仲間」)を解説
- 3つの資本をどのように所有すれば幸福度があがるのかがわかる
所有する資本が偏っている人は、どういうタイプなのかなど、世の中の人の生態を知る上でも面白い本です。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
これは投資家の間で、最近話題になっている本です。
FIREをめざすとなると過度な節約に走りがちですが、例えば旅行に行くことや何かを体験することにお金を使うことを避けるようになってしまいます。
しかし、それが今しかできない貴重なものであれば、人生後悔するからやっておいた方がよいという内容です。
- 死ぬまでに資産はゼロにした方がよいという内容
- 人生を充実させるには、お金よりも経験が大切だということがわかる
- バランスよく生きるために、とても参考となる事例が豊富
『DIE WITH ZERO』はこちらのブログで要約を紹介しています。
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要約『DIE WITH ZERO人生が豊かになりすぎる究極のルール』
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