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【つみたてNISA】証券会社の比較とおすすめ銘柄を紹介

つみたてNISAをはじめる場合、どこの証券会社で口座開設をすればよいのか?

特に投資初心者の人は、何を基準に選べばよいのかわからない人が多いです。

この記事では、投資初心者の人がつみたてNISAの口座開設をするときに比較すべきポイントを、わかりやすく説明しています。人気上位の証券会社の比較ならびにつみたてNISAの人気銘柄についても比較しています。

そのため、本記事を読むことで、初心者の方でも「どの証券会社で口座開設をすればよいのか」がわかります。口座開設で悩んでいる人は、是非参考にしてみてください。

つみたてNISAで口座開設をする際の比較ポイント

つみたてNISAにて証券会社で差異を確認すると、実際のところそれほど大きな差異はありません。

明確に差異があるのは取扱銘柄となるため、まずは投資したい取扱銘柄を決めて、その銘柄を取り扱っている証券会社を選ぶことからはじまります。

取扱銘柄以外で差異がある部分は、ポイントの取扱いやクレジットカード購入の可否などです。近年、ポイント投資が流行っており、日常で頻繁に利用するポイントを取り扱っている証券会社で選ぶ人が多いです。

また、つみたてNISAとは別に株式投資を検討している人は、その利便性から判断することも必要となります。

各証券会社の特徴

次に人気のある証券会社における、つみたてNISAの取扱い状況を比較してみます。ネット証券を代表する4社と、日本を代表する大手証券会社2社を比較しています。

以下の比較をみてもわかるように、つみたてNISAでの口座開設はネット証券で開設したほうがメリットが大きいです。

証券会社取扱
銘柄
最低
積立
手数料積立
頻度
ポイント
SBI証券175100円無料毎日/毎週/毎月Tポイント
楽天証券177100円無料毎日/毎月楽天ポイント
松井証券170100円無料毎月松井証券ポイント
マネックス証券151100円無料毎月マネックスポイント
野村証券71000円無料毎月なし
大和証券22100円無料毎日・毎週・毎月・隔月・3,4,6か月毎なし

大手証券会社と比較して、ネット証券の特徴としては以下のとおりです。

  • つみたてNISAの取扱銘柄数が多い
  • ポイントプログラムが充実している
  • ネットで簡単に口座開設ができる

また、つみたてNISA以外における通常の取引においても、各種手数料が安いというメリットがあります。

つみたてNISAでの銘柄選びの基準

つみたてNISAにおける銘柄選定は、以下の基準で選ぶのがよいとされています。

  • 指数(インデックス)と連動した銘柄
  • 手数料が低い銘柄

・インデックス投資とは?

指数と連動した商品に投資することをインデックス投資といいます。対象の銘柄は、全世界平均、全米平均、日経平均などの平均値との連動を目指す銘柄です。

これらの指数は長期間でみると右肩上がりで成長を続けているため、初心者でも安全性が高く利益の出る投資法といわれています。長期間の積立投資で成功している人のほとんどが、この投資法を実践している世界的に成功例の多い投資法です。

・手数料が低いことのメリット

これらのインデックス商品は、運用型の商品であるため運用手数料が発生します。全世界や全米など同じ指数を目指している商品であれば手数料が低いものを選ぶのが原則です。手数料がたった1%違うだけでも、長期で投資すれば100万円以上の差異が出るので、バカにはできません。

つみたてNISAで人気の銘柄

では、具体的にどの銘柄を選べばよいかを、説明します。以下は、モーニングスター社が調査した2021年5月の投信積立契約件数ランキングです。

順位銘柄名種類運用手数料
1eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)S&P5000.0968%
2eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)全世界0.1144%
3<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド全世界0.1023%
4SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドS&P5000.0938%
4eMAXIS Slim 先進国株式インデックス先進国0.1023%
6楽天・全米株式インデックスファンド全米0.162%
7三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)バランス型0.154%
8ひふみプラスアクティブファンド1.08%

S&P500、全米、全世界は過去10年の成長率が高かったため、人気が高くなっています。書籍やネットで調べても、この3つは必ず上位に入ってきます。またこれらはインデックスに該当するため、いづれかをメインにおくことをおすすめします。

種類について

それぞれがどのような内容で構成されているのかを説明します。

・S&P500

S&P500とは、米国の代表的な株価指数の一つです。ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。時価総額の高いGoogle、APPLE、Facebook、Amazon、Microsoft(まとめてGAFAMといいます)という巨大テック企業をはじめ、世界を代表する米国企業で構成されています。

・全米株式

米国株式市場に上場する全銘柄(約4,000)で構成されたインデックスファンドです。S&P500と異なるところは、小型株も含まれることです。しかし、GAFAMといった上位銘柄の比重が大きくなるため、引き続き巨大テック企業が主導するのであればS&P500とそのパフォーマンスは大きく変わりません。

・全世界株式

1銘柄を買うだけで、先進国に新興国も加えた世界中すべての株式市場に幅広く投資できるのが、全世界株式です。構成としては50%近くを米国株がしめ、その他の先進国から新興国まで幅広くカバーしています。米国1強の時代が続くのであれば全米株式かS&P500による投資が効率的ですが、米国経済が不調になった時のリスクヘッジとして全世界に投資するという選択肢になります。

・先進国株式

アメリカを中心に、イギリス、カナダ、フランス、スイスというような日本を除く先進国の株式で構成されたインデックスファンドです。全米以外にも分散したいけど、新興国は含めたくない人のリスクヘッジ先として選択されます。

・バランス型

国内、先進国、新興国の株式、債権、リート(不動産投資)を均等に割り当てたバランスファンドです。分散してリスクヘッジを強めてはいるものの、メインとするには米国株の比率が低く成長が見込めません。S&P500や全米株式をメインとし、20~30%くらいの比率で組み込むとバランスのよいポートフォリオを組むことができます。

・アクティブ型

全世界やS&P500というような平均値をめざすのではなく、独自の銘柄選択や資産配分により、株価指数等の動きを上回る投資成果を目標とする運用方法を指します。ファンドマネージャーの腕次第になりますので、インデックスファンドよりもリスクの大きい商品となります。

人気銘柄の証券会社別の取扱い状況

次に、各証券会社のこれらの銘柄の取扱い状況です。全ての銘柄を取り扱うのはSBI証券のみとなります。

銘柄SBI楽天松井マネックス野村大和
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)××
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)××
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド××
SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド××××
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス××
楽天・全米株式インデックスファンド××
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)××
ひふみプラス××

まとめ

・証券会社はSBI証券で口座開設すれば間違いない

人気銘柄を全て扱っていることと、ネット証券の口座開設数もNo.1であるため、SBI証券を選べば間違いないです。楽天カードをメインカードで普段使っており楽天ポイントの利用頻度が高い人は、楽天証券を選んでもよいです(SBIはTポイント対応)。

この2つは、クレジットカードによる積立も可能ですので、効率よくポイントを貯めることもできます。他のネット証券と比較しても、サービス面で頭1つ抜き出ているのがSBI証券と楽天証券の2つの証券会社となります。

・銘柄は全米株式かS&P500のどちらかがベスト

引き続きGAFAMを代表とする米国テック企業が、株式市場をリードすることが予測されることから全米株式かS&P500を目指す銘柄がベストと考えられます。1つに絞る必要はなく分散購入も可能ですので、不安な人は全米株式またはS&P500を50%、全世界株式を50%という買い方をしてもよいです。

バランス型やアクティブファンドは、しばらく運用してみて投資を理解してからでも遅くはありません。急いで買う必要はないので、当面は見送ったほうがよいです。

・積み立て投資は長期が基本、今すぐ始めよう

積立投資は複利により多くの利益を得ることができるため、はやく始めれば始めるほど資産を増やすことができます。ネット証券の口座開設は無料、店舗にいかなくてもネットで簡単に申し込むことができます。

以下に、各ネット証券会社のリンクを貼っておきましたので、内容を確認してみてください。

SBI証券 ≫ 口座開設ページへ

楽天証券 ≫ 口座開設ページへ

松井証券 ≫ 口座開設ページへ

マネックス証券 ≫ 口座開設ページへ

 

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